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廃車にする基準について

廃車にしようかどうしようか・・・。そのタイミングを決めるのはなかなか難しいものですよね。一昔前は車の寿命が10年10万kmと言われたものですが、車自体の性能が年々向上してきており、それは今度も進化し続けるものですので、参考になる目安ではありません。しかし、もうすでに廃車にすべき車をそうできずに持ち続けていると損をすることになります。では、その廃車にすべき基本的なポイントを紹介します。

①修理費＞買い替え=廃車へ

修理費用より、買い替えたのほうがが安い場合は、廃車にしましょう。この場合は中古車として買い取ってくれることも見込めませんし、よほどの理由がない限り、廃車の選択が一番でしょう。あるいは保険でまかなえるくらいの故障だととしても、等級が下がって翌年の保険料が高くなってしまうリスクもあります。

②「走行距離20万km
　20年経過車」が廃車の目安

昔の基準とは違い、今では「走行距離20万km経過」が廃車を検討するのに適した時期です。一年の走行距離は平均1万kmがなので、20万kmは20年ということになります。※あくまで参考です。車を使っていてまず走行距離10万kmでタイミングベルトを交換する必要があると言われています。これを交換費用も意外とかかります。他にも車にはたくさんの消耗部品が使用されており、経年による劣化は確実です。

③維持費が見合わない車

維持費の中でも特に燃費の点で、新しい車と古い車では格段に差が出ます。もちろん古い車ではガソリンが減りやすい為、燃料費が高くつきます。最近の新しい車ではリッター20kmも普通のことです。たとえばお客様の車が現状リッター10kmの車に乗っている場合、かなり維持費にかけてしまっています。さらに、燃費の良い車は税金も安くなる特例がありますが、反対に年式が13年を超える車は自動車税が15％もかかります。
他には、二年に一度の車検には10万円程度かかるのが平均的ですが、ご自身の愛車は果たしてそれだけ支払っても維持する価値がありますか？

④買取価格が低い場合

修復歴のある車は中古買取店での買取価格が非常に低くなるため、廃車にしたほうが高くなることも。
修復歴というのは車体の骨格部位に交換や修理の跡があることです。例えばボンネットやドアなどはフレームからボルトで外せる為、修復歴とは見なされません。逆に仮に見た目上きれいに見えるとしてもフレーム部位を修理していれば修復歴ありです。

廃車は年度末・車検前までに！

無駄な税金を払わない為にも、廃車にすると決めたなら早く手続きしましょう。自動車税は、毎年4月1日時点で支払いの義務が発生しますし、さらに1年分をまとめて前払いが求められます。（4月以降の手続きは翌月以降の過払い分は返金されますが、手間となってしまいますよね。）よって、3月末までに廃車手続きを完了していることが必要です。
さらに、車検前に廃車にすることも大事です。車検直前に慌てて、廃車手続きするのはお客様のご苦労が増えることと存じますので、ご検討くださいませ。